中島健人くん 入門編

 

名前:中島健人

生年月日:1994年3月13日(19歳)

主な出演経歴

ドラマ:スクラップティーチャー/恋して悪魔/チームバチスタの栄光 ナイチンゲールの沈黙/大切なことはすべて君が教えてくれた/生まれる。/家族のうた

バラエティ:JMK中島健人ラブホリ王子様

映画:銀の匙 silver spoon

 

 ジャニーズ事務所へ入所したきっかけ

中2のときに期間限定ユニットのHey!Say!7ができたら、メンバーの山田涼介くんのことが気になっちゃって。だって、山田くんはおれと同じ年なのに、すでに人気者だったでしょ。それを見てたら、俺がすごく遅れをとったような気がしたんだ。(1012.1/Myojo

Hey!Say!7が結成当時、中島健人はまだ一般の学生。それに対して山田くんは「探偵学園Q」に出演しCDデビューも決定した絶賛売り出し中アイドルです。同じ土俵に立ってすらいないのに、‘遅れをとった’という思い上がりにもとれる発言。けれど、思いや言葉だけでとどまらないのが中島健人です。その約5年後、山田くん本人から「ライバル」認定を受けるほどになりました。入所から現在にかけての約6年間を、健人くんの発言を通して振り返ってみましょう。

 

入所後にぶつかった壁 

事務所に入りたてのころは同期のコが次々と大きな舞台に出ていくのに、オレだけ呼ばれないのがくやしくて、毎晩自分の部屋で、夜中まで必死に練習したんだ。(2010.5/duet)

事務所内で、舞台に出演するメンバーを選ぶオーディションがあったんです。合格者の名前が読み上げられるんだけど、同期がどんどん呼ばれる中、最後まで俺1人だけ呼ばれなくて。「以上!」って言われたときの悔しさったら、もう。(2013.5/TVガイドPERSON

 Q 自分にとっての宝物は?

事務所に入ったばかりのときに、毎日つけてた日記。ひたすら「頑張る、頑張る」って書いてあるから、今でもたまに読み返すと、このときの姿勢を忘れないようにしようって思えるんだ。(2011.2/POTATO

原動力となった「悔しさ」。そこでの努力が実を結び、入所1年弱でドラマ出演、さらにその半年後にはCDデビューと、スピード出世を果たします。

歌うこと、踊ること、お芝居・・・いろいろあるけど、求められてることからはどんなに大変でも絶対に逃げちゃいけないなって思う。だって求められるってことは期待されてるってことでしょ。その期待をできないからって逃げてたら申し訳ないし、自分も成長できないからね。(2009. /POTATO

けれど、‘正式デビュー’だったはずのグループは自然消滅し、ふたたびジャニーズJr.に戻ってしまいます。そんな中で確立し始めたのが‘胸キュンキャラ’ 

Q.ホワイトデー、プレゼントとナイスな一言

 この間のバレンタインデーはありがと。でも、このチョコよりももっと甘い時間を過ごそ?(2010.3/ザ・少年倶楽部)

だけど、今日こそ言わなくちゃ・・・「ガンバレ!自分!」。おまじないのように小さくつぶやき、勇気をふりしぼる。そして、少し先を歩く彼に切りだした。「ねぇ、あのさ・・・」声がわずかに震えてる。「あなたのことが、好きなんだけど」(2010.5/Myojo 自作小説‘マジックモーメント’の一節)

まだまだあります、気になる方は検索してみてください。

‘胸キュンキャラ’を確立する前から、テレビ番組で自作恋愛ポエムを披露したり、雑誌取材でぶっとんだ妄想を繰り広げていた健人くん。どうしてそんな一面を前面に押し出しはじめたのかというと・・・ 

こういう(甘い)セリフを言うようになったきっかけは、振付の先生からのアドバイス。(中略)「同じことばっか言ってもしょうがない。みんなと違うことを言ったほうがいい」って言われたの。それで勇気を出して「胸キュンなセリフ」を言おうと思って(笑)(2010.8/Wink up)

オレの個性は、普通の人なら恥ずかしがって言えないような胸キュンセリフを、堂々と言えるところかな。(2011.8/duet

 そしてこれが‘ラブホリ’へと繋がります。

実は僕、ラブホリック(恋愛依存症)なんですよ(笑)ラブストーリーが大好きで、もう夢中ですね。現実の僕の恋人はファンの皆さんですから、特定の子との恋はラブストーリーを通して疑似体験しているのかもしれない。

‘ラブホリ‘に関しては、この言葉がひとり歩きしてる感は否めませんね。ある雑誌でひと言いっただけなんですよ。そこからファンの方が「ラブホリ先輩」「ラブホリ王子」って言い始めて。僕もどう対処すればいいのかわからなくてずっとファンのコの前では言わなかったんです。(オリスタ:2013.5)

胸キュン台詞が得意とされていますが、ただファンのコが喜んでくれればいいなと思う僕なりの愛情表現。自分の本質からそうというわけではないけど、小さいころから恋愛映画をよく観ていたから、胸キュン思考回路ができたのかな、とは思います(with:2013.10)

 ジャニーズJrの中でデビューできるのはほんの一握り。不安定な立ち位置にいながらも断言します。

10代って、自分の人生の基礎になる部分を作る、すごく貴重な時代だと思うんだ。そんな時期にこうして自分の進むべき道を見つけられた僕は、本当に幸せ者だと思う。すでに自分の中で一生この世界で生きてくって心に決めてるから、そのためならどんな努力も惜しまないつもりだよ。(2010.12/POTATO) 

 レギュラー番組をはじめとし、ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」「生まれる。」などに出演して少しずつ活躍の場を広げ、2011年11月、ついにSexy Zoneとしてデビュー

俺、何をするにも後悔がついてまわるタイプだからね。けど、それが逆にいいのかな。いろんな場面で失敗して後悔して、同じ失敗をくりかえさないようにがんばったから、いまのおれがいるんだし。後悔と努力があったから、デビューをつかめたのかもしれない。(2011.12/Myojo

Q.仕事での自分のルールは? 

できるだけ無理をすること。無理なこともあるけどやれるとこまでやるっていうのは決めています。(中略)限界とか決めたくないし。常に限界を突破したいと思っています(2013.4/TVぴあ)

アイドルという職業について

ほかの道に進んでいたとしても、それが天職だと思える努力はしてたかな。とはいえ、今の仕事は最高の天職ですよ!こんなに自分を表現できる場は、ほかにはないと思うし。(2014.2/TVガイドPERSON

Q.ステージに立っているとき、何を考えているの?

ただひたすら「みんなを楽しませたい」って思ってます。誰もが言うことかもしれないけど、俺はそれを誰よりも切実に願ってる。(2013.11/スポーツ報知)

今後も安心できない世の中だからこそ、元気を与えられるような活動をしていたい。つらいことがあっても、僕らが活動することで、その瞬間だけでもいいから幸せな時間を過ごしてほしい。テレビに出る人間として、その役目を全うしたい(2012.6/como)

 

デビューから約1年半後、「BAD BOYS J」でドラマ初主演。さらに単独冠番組「JMK中島健人ラブホリ王子様」の放送、今年3月7日に公開される「銀の匙 silver spoon」でも主演を務めるなど、大躍進中の健人くん。

Q.今の時点での夢を言葉にするなら

ジャニーズでてっぺん摂る事ですね。入所時から先輩後輩全員抜かそうって。これからいくつもの困難を乗り越えなきゃいけないけど、今トップを走ってる人たちはそれを乗り切ってるわけだから、その何倍も努力しなきゃいけないと思っています(2014.2/H

Q.俳優としての目標は?

将来的には、僕が出演するドラマの時間帯は、街から女性が消える---目標が高すぎるかもしれませんが、それぐらいのレベルになりたいですね(2013.10/with)